2014/09/16 ニュース
JFEE、ごみ焼却発電設備などの遠隔運転支援サービス開始
 JFEエンジニアリングは9月10日、横浜本社内に「リモートサービスセンター」を新設したと発表した。同社が建設・運転しているごみ焼却発電設備やバイオマス発電設備などを遠隔操作し、操業を最適化する支援サービスに使用する。新設と同時に運転支援サービスも開始し、新潟県の新田清掃センターと東京都のクリーンプラザふじみにサービスを提供している。同社は、サービス対象を今後バイオマス発電所や下水処理場、太陽光発電設備など、順次全国の施設に拡充する。
 
 竣工した同センターには、現地の制御室と同様の機能を再現した「JFEハイパーリモート」システムが導入されている。このシステムで全国の設備の運転、発電などを24時間体制で集中管理する。このサービスでは各プラントの運転状況を一括して把握し、同社の技術員がリアルタイムで監視・運転支援などのサービスを提供する。また、関連会社のアーバンエナジー(横浜市鶴見区)などの電力小売業者と連携し、電力需要に応じた有利な売電サービスを提供できるようにする。