2014/09/10 ニュース
IHI、米社とバイナリー発電装置でOEM契約締結
 IHIと子会社のIHIプラント建設は9月9日、米国のベルデコープ(フロリダ州タラハシー)とバイナリー発電装置のOEM契約を締結したと発表した。性能確認などを経て、来年3月に発売する。両社は今後3年間で20台の売り上げを目指す。
 
 契約で同社グループは、装置の日本での独占販売権と東南アジアなどでの販売権を獲得した。発売するバイナリー発電装置は出力が100kWクラスで、低圧連系の系統連系機能がある。 発電機本体は、磁気軸受の採用で摺動部がなく、作動媒体の劣化や補充が必要ない。また作動媒体のフルオロカーボンは有機不活性ガスを用いており、熱源温度は120~150℃と250℃未満のため、ボイラ・タービン主任技士の選任が不要などの特長を持つ。