住友商事は8月13日、インドネシアでウルブル地熱発電所3・4号機の建設をターンキーベースで受注したと発表した。同国の国営石油ガス会社PT.プルタミナの地熱発電子会社、PT.プルタミナ・ジオサーマル・エナジーから受注したもの。工期は3号機が平成28年7月、4号機が平成29年5月までとなっている。プロジェクトの資金は世界銀行からの借り入れで賄う。
3・4号機はそれぞれ発電容量が55MWで、同社が平成24年に南スマトラで完工した同発電所1・2号機の隣接地に建設する。主要機の地熱蒸気タービンや発電機は富士電機が、発電所と配管工事などは地元のエンジニアリング企業、レカヤサ・インダストリがそれぞれ担当する。今回の受注は、インドネシアで同社が獲得した10件目の実績となる。