2014/08/11 ニュース
タクマ、発電案件の不調などで売上高約15%減
 タクマが8月8日に発表した平成27年3月期第1四半期決算によると、同期の売上高は157億9100万円(前年同期比14.7%減)、営業損失2億2800万円(前年同期は3億1100万円の営業利益)、経常利益5800万円(91.9%減)、当期利益4億7100万円(20.0%減)の減収減益となった。
 
 同期は、バイオマス発電設備で受注出来た案件が少なく、ごみ焼却発電設備の建設工事でも大きな進捗が見られなかったことなどで売上高が減少。この影響で営業損失を計上した。部門別の状況では、両設備を含む環境・エネルギー(国内)事業の受注高は301億8000万円(11.1%減)、売上高は113億6500万円(15.8%減)、営業利益は3億7600万円(59.0%減)だった。環境・エネルギー(海外)事業では、東南アジアでの製糖関連プラントの許認可手続きが遅れた影響で、受注高は2億2100万円(24.9%減)、売上高は1億4200万円(70.5%減)の大幅減となった。営業損失も前年同期の8400万円から9100万円に拡大した。民生熱エネルギー事業では、貫流ボイラーの営業活動などを強化したが、受注高は45億9600万円(6.7%減)だった。売上高は33億9600万円(1.5%増)と微増だったが、営業損失は前年同期の5600万円から7000万円に膨らんだ。通期では、全社で売上高700億円(35.4%増)、営業利益60億円(55.0%増)、経常利益80億(22.5%増)、当期利益90億円(32.5%増)を見込んでいる。