2014/08/08 ニュース
エナリス、水俣市でコンソーシアム式のバイオマス発電事業検討
 エナリスは8月6日、熊本県水俣市の「環境モデル都市づくり」の一環とされる再生可能エネルギー発電事業への参画を検討すると発表した。事業参画を決定した場合、同社は他社とコンソーシアムを組み、出力6.5MWの木質バイオマス発電設備を建設。発電する電力を水俣市内、東京丸の内地区に送電する。事業開始は平成28年内と見込まれている。
 
 同事業を検討するコンソーシアムのメンバーは、電気の供給と需要先の確保が三菱地所と同社、発電所の建設・運転管理がJNCとJNCエンジニアリング、木質燃料の調達は同社と地元の林業関係事業者、日本紙パルプ商事、大手林業関係者がそれぞれ行う。同社では、この発電事業を事業化した場合、水俣地域の雇用効果や東京オリンピック・パラリンピック大会に向けた東京の低炭素化に貢献すると評価している。発電設備建設などで、環境省から「環境首都水俣創造事業」を活用した補助金が交付される模様。