帝国ホテルは、帝国ホテル東京(東京都千代田区)で出力3kWの小水力発電機器を試験的に導入し、ホテル内で発生した電力を活用する取り組みを今月25日から始める。発電状況の結果次第では、機器の増設もありうるとしている。年間発電量は約1万5000kWhの見通し。
今回の発電機器はタワー館の地下4階にこれから設置し、同5階の空調設備の循環冷水をその落差を利用して発電する。今回の導入により、電力料金は年間約24万円、CO2排出量は同約5.6tの削減がそれぞれ見込めるとしている。同社は従来から、社内に省エネルギーの担当チームを設置し、照明をLED電球に交換するなど省エネの取り組みを行ってきていたが、今回はその取り組みをさらに進め創エネルギーを目指すことにした。