小田原再生可能エネルギー事業化検討協議会の小水力発電事業化検討チームはこのほど第4回会合を開催し、小水力発電設備の事業化を検討する地域として、坊所川の小水力発電所遺構を小水力発電所候補地点に決定した。今後開催される平成25年度の会合で、関係者を含め検討と流量調査などを実施する。
同チームは、昨年7月~8月に9か所の候補地の見学会を実施。昨年12月の第3回会合で候補地を3か所に絞り込み、検討を続けていた。平成25年度の会合では、年間を通じた流量調査で発電能力と事業採算性の確認を行う。また、流量調査で事業採算性が見込める場合は、管路のルートなどを検討し、地権者の確認、測量などを実施する。
小田原再生可能エネルギー事業化検討協議会は、市民が事業者と意見を交換し、互いの理解を深めながら種再生可能エネルギーの導入促進事業を立ち上げるために結成された組織。取り組み全体を小田原市がバックアップしている点が特徴で、小水力発電事業化検討チームは小田原市内の河川や用水路などを活用した小水力発電の事業化を検討し、小水力発電による再生可能エネルギーの普及を目指す。