2013/03/08 ニュース
オルガノ、バイオマス発電が可能な水処理装置を発売

 

 水処理装置や薬品などを製造販売するオルガノはこのほど、処理時に発生するメタンガスを発電用燃料に利用できる、有機系排水向けの流動担体型高速嫌気処理装置を発売した。食品や飲料の工場、化学工場などからの有機系排水処理向けに売り込む。同社はエネルギー回収が可能な処理法は需要が拡大すると見込み、平成25年度はこのプロセスの装置売上高を国内外で10億円と計画している。
 
 今回の装置では、従来の好気性生物処理と比べ10倍以上の高速処理を達成し、安定した処理性能を実現。流動担体に嫌気性微生物を付着させ、反応槽内が適切な流動状態が保てるよう制御できるようにした。このため負荷変動の大きい排水や高速処理、低濃度排水にも適用できる。