2013/03/07 ニュース
太陽光発電用モジュール、昨年の事業用出荷量は607%増

 

 太陽光発電協会がこのほどまとめた平成24年暦年の太陽電池セル・モジュール出荷統計によると、太陽電池セル・モジュールの昨年の暦年出荷量は306万1624kW(前年比11.0%増)となった。メーカーなど37社を調査して集計したもので、中でも発電事業用(500kW以上のもの)のモジュール出荷量は32万4413kW(607.1%増)の大幅増となった。
 
 国内のセル・モジュール総出荷量は246万6979kW(90.3%増)の大幅増となった一方で、輸出は59万4644kW(59.3%減)と大幅に減少した。輸出構成比も19.4%と、輸出のウエイトが昨年より大幅に下回った。材料別では、シリコン単結晶が123万1535kW(29.5%増)、シリコン多結晶が124万4267kW (7.9%増)と増加を記録。シリコン薄膜とその他は58万5822kW(10.5%減)だった。モジュールの用途別では、一般電力用は246万6678kW(90.4%増)となり、このうち住宅用が163万7332kW(48.4%増)、非住宅用が82万6544kW(334.6%増)とそれぞれ増加した。
 
 昨年の第3四半期(10~12月)では、国内のセル・モジュール総出荷量は111万3803kW(前年同期比53.1%増)で、国内生産量は77万2280kW(22.4%増)、輸出は10万1510kW(65.6%減)となった。モジュールの発電事業用は 21万5627kW(613.8%増)とこちらも大幅増を記録した。