光学製品関連事業や太陽光発電関連事業などを手掛けるフジプレアム(兵庫県姫路市)は3月6日、光都工場(兵庫県たつの市)の駐車場に総出力約1500kWの太陽光発電設備を着工した。5月から順次運転を開始する。発電した電力は関西電力に売電する。
この設備は、同社が開発した242kWの追尾型太陽光発電設備を含み、年間予想発電量は約1700MWhを見込む。追尾型太陽光発電は、支柱上の太陽光発電パネルが自動で太陽の方角を追尾し、効率的に発電するもの。緯度、経度、湿度などを事前にプログラミングし、プログラム内容に沿って太陽を追尾する。同程度の容量のシステムと比べ、積算発電量は約1.4~1.5倍、設置面積は実質的に1基当たりの建設面積が支柱の面積だけとなるため、従来の約20分の1で済むという。
また、従来のパネルと違い、パネル下のスペースが有効活用できるため、今後は駐車場や農地などで利用する太陽光発電設備の普及に努める。駐車場に適用した場合、電気自動車の充電設備としても利用できるという。