2014/07/09 ニュース
日本工営、宮崎県で730kWの小水力設備を着工
 日本工営は7月7日、宮崎県椎葉村で小水力発電設備「宮崎県椎葉村営間柏原発電所」の更新工事を着工したと発表した。同発電所は昭和29年に運転を開始したが、老朽化が進んでいた。このため平成25年に同発電所の更新で設計施工の一括提案が公募され、同社が最優秀提案者に特定され、準備を進めていたもの。更新後に発電される電力は、九州電力に売電される。
 
 今回の案件は設計・調達・建設を含む契約のため、同社が設計から維持管理までを実施する。着工後は土木工事、水車・発電機などの機器製作と据え付け、系統連系設備工事などを行い、平成27年3月の運転開始を目指す。更新工事では、水車発電機を従来の横軸機から立軸単輪ペルトン水車に変更し、有効落差と水車の効率を向上させ出力を増加させる。この仕様の変更で、出力が既設の680kWから730kWに増加する。これにより年間発電量も約334万kWhに引き上げられる。