東北電力は7月1日、同社管内の全地域で受け付けている低圧太陽光設備の系統連系、売電の申し込み受け付け、契約締結業務を同日付で「太陽光受給センター」(宮城県仙台市)に一本化すると発表した。受付業務の標準化と増加する申し込みに迅速に対応し、顧客の利便性向上が図ることがねらい。5月から一部の営業所分を先行して受け付けている。ただし、事業用など高圧・特別高圧での系統連系・売電申し込みは、従来通り同社の営業所・支店で受け付ける。
従来は、住宅用など低圧太陽光発電設備を系統に連系させ、売電契約を締結したい場合は、同社管内に62か所ある営業所で受け付けていた。しかし、平成21年11月の太陽光発電の余剰電力買取制度の施行、平成24年7月のFIT制度開始などで、申し込み件数が急増。同時に時期や地域による申し込み件数の偏りが顕著になったため、窓口を一本化。申し込み方法も郵送とした。