2014/07/02 ニュース
災害を予測し地面に倒せる風力発電機 沖縄電力が導入

 沖縄電力は6月30日、粟国島に建設していた可倒式風力発電設備(出力245kW)1基が竣工し、稼働したと発表した。同社の可倒式風力発電設備の導入は、波照間島、南大東島に次ぎ3か所目。可倒式風力発電設備は、本体を90度近く倒せるため、台風など災害時に風力発電機を倒して被害を回避できる。また、建設の際に大型クレーンを使用する必要がないため、丘陵地に設置できるなどの特長がある。今回導入した設備はブレードが2枚(直径30m)、ハブ高さが38mのもので、ナセルとブレードはフランスのVergnet SAが、タワーなどはプログレッシブエナジーが製作した。