スペインの太陽光発電企業ゲスタンプ・ソーラー(本社マドリッド)は6月30日、茨城県大子町のゴルフ場跡地(面積40ha)に総出力31.6MWの大規模太陽光発電設備を建設すると発表した。新設備の稼働開始は平成27年4月までを予定し、発電する電力は東京電力に売電する。新設備の発電する電力は1万世帯以上に供給されるという。
設備建設のため、同社は6月26日付でドイツ銀行東京支店と総額111億円のノンリコース型コンストラクションローン契約を締結した。両社は、同社が今後国内で展開する他の案件にも同様のファイナンスを実施する予定。ホルヘ・バレド・同社CEOは今回の展開に際し、「日本でのノンリコースの資金調達では、これが最大規模の単一ソーラー・プロジェクトとなる。今回の案件は、茨城県、大子町、経済産業省や他の関係機関などの協力無しには成しえなかった。当社はこれからも、日本の再生可能エネルギー分野で長期的視点から事業を行っていく」とコメントした。