2014/05/19 ニュース
2月末時点での再生可能エネ導入量、800万kW超に
 資源エネルギー庁は5月16日、今年2月末時点での再生可能エネルギー発電設備導入量調査結果を公表した。調査概要によると、同月の再生可能エネルギー発電設備導入量は、累計で815万kWと800万kWの大台に乗った。太陽光発電設備が導入量全体を牽引する傾向も従来と変わらず、トレンドになりつつある。
 
 平成25年4月~今年2月末までの累計導入量推移は、住宅用太陽光発電設備が122万1000kW、非住宅用が505万2000kW。風力は1万5000kW、中小水力4000kW、木質系などバイオマスは9万kWとそれぞれ増加した。地熱は前月同様導入が見られなかった。平成24年7月(FIT制度施行開始)からの設備認定容量は、住宅用太陽光が252万9000kW、非住宅用が3651万6000kW、風力は101万2000kW、中小水力は26万1000kW、バイオマスは87万4000kWと、地熱(1万3000kW)とこちらも地熱以外は全種類で増加した。エネルギー全種の合計は4120万5000kW(98万6001件)と、4000万kWを突破した。
 2月末での都道府県別設備認定件数(件数ベース)では、最も導入件数が多かった県は前月同様愛知県(5万9777件)で、最も少なかった県は秋田県(2243件)だった。認定出力ベースで見ると、最も合計出力が大きかったのは北海道(268万8204kW)で、最も小さかったのは福井県(8万8022kW)と、県別の最多/最少の順位が固定化しつつある。