2014/05/16 ニュース
三井造船、別海町でバイオガス発電事業に参入
 三井造船は5月15日、北海道別海町でバイオガス発電事業を平成27年7月1日から20年間行うと発表した。別海町と共同で設立した特別目的会社「別海バイオガス発電」(出資比率は同社70%、別海町30%)が事業運営やプラントの建設・維持管理にあたる。発電能力は1800kWh(600kWh×3基)で、年間発電量は約9600MWhという。
 
 発電プラントはガスエンジン、メタン発酵槽(4089立法m×2基)などで構成される。発電プロセスは、酪農家から供給される家畜排せつ物を発酵させ、発生させたメタンガスを燃料に発電する。また、プラントの半径約10㎞以内から1日当たり280tの家畜排せつ物と5tの水産系残渣などが供給され、燃料に利用する。この案件では発酵過程で発生する消化液や敷料を、酪農家に販売する。