2014/05/16 ニュース
環境省、潮流発電の実証事業を行う事業者を公募
 環境省地球環境局地球温暖化対策課は5月14日、「平成26年度潮流発電技術実用化推進事業」の対象事業の公募を開始した。国内の海域で普及する可能性が高く、環境負荷も小さい潮流発電の技術確立が目的で、6月13日まで募集する。6月16日まで書類審査を募集と並行して実施し、6月下旬のヒアリングを経て6月末に採択課題が決定する見通し。
 
 同事業では、単基出力500kW程度の潮流発電機を実証海域に設置し、発電の実証を行う。使用する潮流発電機は対象海域だけでなく、国内の他の海域でも使用できることが条件となっている。採択された事業者は実証期間中、発電効率や発電設備の挙動など各種データを収集する。同時に環境影響評価も行い、標準的な環境影響評価項目・手法などを検討・確立する。 今年度は5億5000万円を上限額として採択し、来年度以降は予算の範囲内で上限額を設定。事業を継続する。