明電舎は5月13日、小水力発電設備事業に注力するため、イームル工業(広島県東広島市)との連携を強化すると発表した。同時に、水力発電分野での対応充実化を狙い、水力発電設備専門の営業、技術、開発・製造を統括する組織も設置する。
イームル工業は中小規模の水車メーカーで、西日本を中心に活動してきた。両社は技術面で協力し、東日本地域でも事業展開を強化する。両社は今後水車の効率向上、小型化、低コスト化など高効率の製品開発を共同で行い、両社のシナジー効果を発揮する。一方、領主は資本面でも連携を強化し、同社は今後イームル工業の株式を追加取得する。同時に、技術面などで人材面、営業・サービス面での協力を深め、同社は小水力分野で平成27年度に60億円の受注を目指す。