エナリス(東京都足立区)は5月12日、平成27年12月期までに200億円(出力換算で計161MW)をバイオ燃料を使用した発電事業に投資する意向だと公表した。その手始めに、インドネシアなど東南アジア諸国から調達する燃料で発電する、バイオ燃料発電設備を12月の稼働予定で新設する。新発電所は非食用パーム油を加工した燃料を用いるディーゼル発電設備で、出力は国内最大規模となる模様。
燃料の調達・精製では、グリーン燃料開発(東京都北区)と提携して行うことを検討するため、両社間で基本合意書を締結した。基本合意書の締結で、インドネシアでバイオ燃料開発を行っているPT. Indonesia Green Fuel Development (グリーン燃料開発の子会社)に同社が資本参加し、燃料の供給体制を確立する。