東京電力系の東京発電(東京都台東区)はこのほど、さいたま市水道局の尾間木配水場(さいたま市緑区)、深作配水場(見沼区)に建設した小水力発電設備を相次ぎ稼働した。尾間木配水場のものは今年2月末から、深作配水場のものは4月から稼働している。
発電設備の最大出力は尾間木配水場のものが64kW、深作配水場のものが63kW。年間発電量は尾間木が約47万kWh、深作は約43万kWhとなっている。水車は両設備とも横軸円筒型のフランシス水車を採用し、配水場の流量計室に設置した。両設備とも、年間約417tのCO2排出抑制効果が見込まれている。