2014/05/02 ニュース
住友商事、テキサス州で風力発電所を着工
 住友商事は5月1日、米テキサス州西部で建設・操業するメスキートクリーク風力発電所を今月に着工すると発表した。建設は米国住友商事(ニューヨーク州)、BNBリニューアブルエナジーと共同で進行する。同発電所の敷地面積は約1万haで、発電容量は200MW。Blattner Energy Inc.が施工し、来夏頃の完工を目指す。
 
 風車はゼネラル・エレクトリック製の1.7MW型機を118基設置し、電力供給量は6万1000世帯分に上る見通し。この案件の総事業費は3億4500万ドルで、その大半を三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行のプロジェクトファイナンスで調達する。同社と米国住友商事は、4月に子会社のサミット・ウィンド・エナジーを通じ、 BNB保有の開発会社メスキートクリークを株式取得で完全子会社化し着工する。なお、メスキートクリークは、米国の菓子・ペットフード大手マースと20年間の売電契約を締結している。マースは同発電所が発電する全量分のグリーン電力証書を受け取り、CO2の排出量ゼロ化を目指す。