伊藤忠商事は4月28日、可燃ごみなどから航空燃料などを製造する技術を持つ、米Solena Fuels Corporation (本社ワシントンDC)に出資したと発表した。
Solena社は、ガス液化技術に高温プラズマガス化技術を組み合せた「Integrated Biomass Gas to Liquid」ソリューションと呼ばれる技術を開発・保有している。この技術は、都市ごみ、農業残渣などを原料に、航空燃料など各種燃料を製造できるという。このソリューションで製造される航空燃料は、国際的航空燃料基準の認証を既に取得している。また、製造した燃料はジェットエンジンやインフラ設備を特に改修・変更しなくても使用できる。Solena社は、英国航空とロンドン近郊で製造能力10万t/年の製造設備を建設する「GreenSky London」プロジェクトを実行しており、製造設備は平成29年に操業を開始する。