日立製作所、日立化成は、容量3.8MWhの大容量リチウムイオン蓄電池システムと500kW 型のパワーコンディショニングシステムを三井不動産の物件「柏の葉スマートシティ(千葉県柏市)」に納入した。納入自体は3月に行われており、稼働開始は5月中旬を予定している。
柏の葉スマートシティには、太陽光発電設備などが導入されており、蓄電池システムが太陽光発電の天候変動などを緩和して需給バランスを安定化させる。このため、大規模停電の発生時にも蓄電池の電力でライフラインの維持に必要な電力を確保できる。蓄電池システムの構築は日立製作所が行い、日立化成製のリチウムイオン蓄電池「CH75」を1万3824本採用した。パワーコンディショニングシステムは日立製で、両システムの連係で蓄電池の充放電を制御する。また、システム間で情報を伝達する日立化成のバッテリーマネジメントユニットを採用し、蓄電池を常時監視する。