2014/04/25 ニュース
神鋼環境、福井県で木質バイオマス発電事業に参入
 神鋼環境ソリューションは4月23日、福井県大野市で木質バイオマス発電事業を始めると発表した。同日付で同社、大野市、福井グリーンパワーの3者間で「木質バイオマス発電所及び付随施設の立地に関する協定書」を締結しており、平成28年度からの事業開始を目指す。同事業の総事業費は約40億円。
 
 同事業は林野庁、福井県、大野市の支援と、県内の森林組合他林業関係者の協力を取り付けている。同社は、福井県内で発生する間伐材などを燃料とする発電規模約6000kW(約5000kWを売電)の流動床式ガス化燃焼炉を建設するほか、同事業のための特別目的会社である福井グリーンパワーに出資する形で事業参加する。間伐材など燃料は年間約7~8万tを消費する予定で、燃料の安定確保のため、3月26日付で福井グリーンパワーも参加する「福井県木質バイオマス燃料安定供給協議会」が設立されている。