米ゼネラル・エレクトリック(GE)のパワー&ウォーター分散電源部門は4月22日、日本法人に木質バイオマス発電を提案・推進するプロジェクトチームを発足させると発表した。この「木質バイオマス発電推進プロジェクトチーム」は、国内の潜在的顧客にガスエンジンを用いた木質バイオマスのガス化発電の提案営業などを行う。ファイナンス部門なども交えたクロスファンクショナルチームであり、国内のパートナー企業や機器メーカーと連携し、受注を開拓する。
同チームが提案するバイオマス発電設備は、同社のイエンバッハ・ガスエンジンを主機にしたもの。このガスエンジンは世界で累計130万kW以上の導入実績があり、木質バイオマス発電分野でも欧州などで約50基が稼働中。自社開発のLEANOXコントロール技術で、空気やガス圧力、温度などのデータからガスエンジンの運転を最適化できるとしている。