2014/04/28 ニュース
第一実業、米社製バイナリー発電装置の独占製造権取得
 第一実業(東京都千代田区)は4月25日、米アクセスエナジー(カリフォルニア州セリトス)、アクセスエナジーの親会社のカルネティクステクノロジー(同)の両社と、小型バイナリー発電装置の国内製造権取得で契約したと発表した。
 
 アクセスエナジーは、熱回収システム「Thermapower」を製造しており、国内向けに同社が輸入・販売している。最大出力は125kW、電圧は400~480Vで、排ガスや温泉熱水などの未利用熱を沸点の低い代替フロンなどの冷媒に熱交換して蒸気化する。蒸気化した冷媒ガスの力でタービンが回転し発電する構造となっている。同社は、今回国内での独占的製造権を取得し、国内での製造・販売、サービスの一貫体制を構築。他の販売代理店と連係し、廃熱や温泉熱など未利用熱エネルギーの有効活用を検討している企業・自治体向けに拡販を図る。