福岡県は、中小企業者向けに「福岡県エネルギー対策特別融資制度」を創設し、6月2日から受け付けを開始する。県が金融機関や信用保証協会と連携し、中小企業に低利の資金を貸し付けて再生可能エネルギー利用設備の導入を支援・推進する。融資限度額は1億円(再生可能エネルギー設備は2億円)で、貸付期間は10年以内(再生可能エネルギー設備は15年以内)。融資枠は40億円で、県内の26の金融機関で取り扱う。
補助対象設備は、高効率ボイラーや燃料電池など省エネルギー設備と再生可能エネルギー設備。太陽光発電設備や風力発電設備などは、売電目的の発電設備も対象に含める。県は5月20日~28日に福岡市、北九州市など4か所で、導入事例の紹介や無料省エネ診断なども併催する制度説明会を開催する予定。