2014/03/12 ニュース
日立造船、上越市でごみ焼却発電設備の受注獲得
 上越市は2月24日、昨年7月1日に特定事業に選定した「(仮称)上越市新クリーンセンター」の整備事業者に、日立造船グループを選定した。老朽化したごみ焼却炉の「第1クリーンセンター」(供用開始・昭和63年12月、処理能力140t/日)、「第2クリーンセンター」(供用開始・平成7年4月、98t/日)を一施設に集約し、建て替えるもの。同社グループ(同社のほか上越市廃棄物処理事業協同組合など7者で構成)の落札金額は192億円。
 
 同社グループは今後、市と事業契約を締結。平成29年12月までに新施設を建設する。建設後、平成50年3月までの期間は新施設の維持管理を行う。新クリーンセンターはストーカ式焼却炉で、処理能力は170t/日。発電効率15.5%以上の蒸気タービン発電設備を併設し、ごみ処理で発生する余熱を発電に有効利用する。今回の入札にはJFEエンジニアリング新潟支店グループ(JFE環境サービス、上越バイオマス循環事業協同組合など7者で構成)、三菱重工環境・化学エンジニアリンググループ(重環オペレーションなど5社)が参加した。各グループの事業提案などを上越市新クリーンセンター建設委員会(委員長・栗原英隆全国都市清掃会議技術顧問)が審査。1000点満点の総合評価で同社グループが805.4点を獲得し、他のグループに競り勝った