2014/03/12 ニュース
秋田県、A-WIND ENERGYなど2社を風力発電事業者に選定
 秋田県資源エネルギー産業課は3月10日、秋田市・潟上市沿岸部で県が保有する保安林に風力発電設備を建設・運営する発電事業者を選定したと発表した。今年1月末までに5事業者が応募し、その中からA-WIND ENERGYとウェンティ・ジャパンが選出された。
 
 今回の募集は、再生可能エネルギーの導入拡大と県内産業の振興のため実施した。事業用地は出戸浜海水浴場に面する約630ha、総延長約12㎞の部分。出戸浜海水浴場近くを境目に、北側の総延長約6km、面積約270haの部分をA-WIND ENERGYに貸し出す。面積約360haの南側はウェンティ・ジャパンに貸し付けられる。賃貸料は1ha当たり年間1万円で、事業期間は約20年間。今月内に2社と県が県有地の貸付などの覚書を締結し、4月には2社が環境影響評価などの準備作業に着手する予定。設備が建設され、実際に発電を開始するのは平成31~32年頃になる模様。