石原信晃・環境大臣は2月20日、北海道石狩市で計画中の「(仮称)八の沢風力発電事業」(事業主体:斐太工務店)で、計画段階環境配慮書への環境大臣意見を茂木敏充・経済産業大臣に提出した。
同事業は、斐太工務店が石狩市八幡町(事業実施想定区域面積は約250ha)に総出力2万4000kW(3000kW級風車×8基)を建設するもの。同事業の事業実施想定区域、周辺地域には、北海道水資源の保全に関する条例で指定する五の沢貯水池地区水資源保全地域がある。このため、石原環境相は▽伐採などの改変が水環境に影響しないよう配慮すること、▽住居や学校などへの騒音、超低周波音、風車の影の影響を回避、低減すること、▽生態系の影響を低減するため、尾根部の森林の伐開を避け、林縁部分をできる限り小さくすること、などを求めている。