東京都二十三区清掃一部事務組合は、目黒区の「目黒清掃工場」の設備更新を予定している。新施設は、焼却炉で発生する熱エネルギーを、発電や地域への供給などで有効活用する予定。また、敷地内に太陽光発電設備も設け、自然エネルギーの活用を図る。
現行の設備は平成3年3月に竣工したもの。処理能力は日量600t(300t炉×2基)で、発電出力は1万1000kW。余熱を熱源とする高温水を目黒区民センター、田道小学校などに供給している。新設備は処理能力を変えず、全連続ストーカ形式で建設する。発電設備は蒸気タービンを主機とし、発電出力を1万8000kWに引き上げる。平成29年度から現行設備の解体に入り、新設備は平成31年度に着工する予定。同組合では平成34年度の竣工を見込んでいる。