富士電機は2月19日、自社の太陽電池セル事業をFWAVE(東京都小平市)に譲渡すると発表した。FWAVEはZinnia Tek Limited(ニュージーランド・オークランド市)の完全子会社で、事業譲渡は同社とZinnia Tek Limitedが合意したもの。同事業に従事していた従業員は、社内での再配置を予定しているという。
合意した内容は、同社熊本工場の土地・建物・生産設備と千葉工場研究開発設備の譲渡。また同事業の棚卸資産、太陽電池の商標権、知的財産権も併せて譲渡する。譲渡後、FWAVEは熊本工場でセル生産に着手し、太陽電池セル事業の拡大を見込んでいる。同社が今までに販売したセルのアフターサービスは、発電プラント事業部の太陽光発電システム部太陽電池課で受け付けている。