ロバート・ボッシュGmbH(独シュトゥットガルト)、GSユアサ、三菱商事の3社は2月12日、昨年11月に合弁会社「リチウムエナジー アンド パワー」を設立したと発表した。新会社は次世代リチウムイオン電池を開発するため設立され、現行機種の2倍の性能を持つ電池開発を目標としている。
新会社の出資比率は、ボッシュが50%、GSユアサと三菱商事がそれぞれ25%。取締役にはロルフ・シュパイヒャー(ボッシュ)、大原俊夫(GSユアサ)、柏木豊(三菱商事)の各氏が就任し、総従業員数約70名でスタートを切った。ボッシュは、電機自動車用のコンポーネント、電池パックと電池制御システム分野のノウハウなどを新会社に提供。セルとシステム全体のモニター、制御、新型電池の本体組み込みを行う。GSユアサは、高エネルギー密度の電池セルの製造実績、最新の生産設備などを用いて、主に次世代リチウムイオン電池の生産・供給技術を提供する。三菱商事はリチウム資源や材料を調達することで新会社に貢献する。