メタウォーター(東京都千代田区)は2月13日、大阪府池田市の下水処理場に建設していた下水汚泥燃料化設備を竣工し、竣工式典を開催した。新設備は国道交通省の下水道革新的技術実証事業に採用されたもので、研究テーマ「脱水・燃焼・発電を全体最適化した革新的下水汚泥エネルギー転換システムの技術実証研究」の実証設備。
新設備の処理能力は日量25t(下水汚泥)。実証研究は同社と池田市の共同研究体が実施者となっている。同事業は、下水道から排出される下水汚泥を燃焼し、電力に変換する発電システム技術の実証実験を行うもの。 新設備は低含水脱水技術、低空気比省エネ燃焼技術、高効率排熱発電技術などの技術が盛り込まれている。これらの技術をさらにシステムとして最適化して発電量を最大化する。同時に温室効果ガス排出量、建設費、維持管理費の低減も狙っている。