2012/06/15 ニュース
再生可能エネ発電、全量買取価格報告書。太陽光10KW未満42円、期間10年

 自然エネルギーの普及を目的に、発電した電気を一定期間、固定価格で買い取るよう電力会社に義務づける「再生可能エネルギーの全量固定価格買い取り制度」は、7月から導入される。対象は、太陽光、風力、地熱、中小の水力、バイオマスで、買い取った費用は利用者の電気料金に転嫁されることになっている。

 経産省の有識者会議「調達価格等算定委員会」(委員長・植田和弘京大大学院教授)は、これに先立ち4月27の会合で同買い取り制度の報告書をまとめたが、これによると「太陽光」は10KW以上で1KW当たり42円、買い取り期間20年、住宅用などの10KW未満42円で10年間としている。エネファームやエコウィルと再生可能エネによるW発電については、現行のW発電価格である34円/KWh。風力発電23・1円から57・75円、買い取り期間20年、地熱発電27・3円から42円で15年、中小水力発電25・2円から35・7円で20年としている。この報告書は枝野幸男経産大臣に提出されており、正式決定は6月になる。