新潟県は1月14日から、流域下水道施設を研究場所にした小水力発電の研究テーマを募集している。2月14日まで募集する。研究期間は1年以内だが、県と協議すれば最長4年までの更新が認められている。
今回の公募は、民間の技術開発の推進と、新技術を将来的に下水道施設で活用することを視野に入れたもの。対象となる施設は、信濃川下流流域下水道新潟浄化センター(新潟市)、 魚野川流域下水道六日町浄化センター(南魚沼市)など県内の7か所。7施設はいずれも落差(塩素混和池の値)が2.1~3.1mあり、小水力発電設備を設置できる有効落差という。寄せられた研究テーマは県の流域下水道活用研究技術審査委員会が審査し、決定したテーマは応募者に文書で合格が通知される。