九州経済産業局は1月20日、昨年10月末時点の九州地区の再生可能エネルギー発電設備の運転開始状況・認定状況を公表した。それによると、同地区にある出力1000kW以上の大規模太陽光発電設備は、累積稼働出力が30kWと全国トップになった。
平成24年7月のFIT制度施行以後、九州で稼働した再生可能エネルギー発電設備の累積出力は420万kW。制度施行前と比較すると1.4倍の規模に増加している。このうち、太陽光発電設備が115万kW、累積稼働出力は197万kWとなっており、制度施行前の82万kWの2.4倍に増加した。10月末時点での認定設備出力は611万kW(全国2621万kWの23%)となり、このうち太陽光発電が600万kW(九州の再生可能エネルギーの98%)を占めている。出力1MW以上のものは350万kW(全国の設備の25%)だった。太陽光以外の設備導入量では、風力が4000kW(全国の5.5%)、中小水力が500kW(11.1%)、バイオマスが7000kW(6.5%)、地熱が50kW(100%)となっている。