2014/01/22 ニュース
重工・日立、中国で分散型電源市場を共同で開拓
 三菱重工業は1月21日、中国でガスエンジンを主機にした分散型電源の受注開拓・販売などで日立製作所と協業することに合意したと発表した。三菱重工業の現地法人「三菱重工発動機系統(深セン)」の出資比率を重工65%、日立製作所35%とし、年内に合弁化する。新会社(名称未定)は、従来のエンジン・発電パッケージ販売のほか、日立の資本参加でガスエンジン発電設備のシステム事業も手掛ける。
 
 新会社はメニューの拡大でコージェネレーションシステムの設計・調達・建設や各種のオペレーション、ESCOなど各種のエネルギーサービスを顧客に提供する。中国政府は2020年までに5000万kW規模のガスエンジン発電システムを導入する方針のため、両社は協業して確実な事業機会の確保に努める方針。