2013/12/25 ニュース
三井物産、メキシコで風力発電事業会社に資本参加
 三井物産は12月24日、メキシコで風力発電事業を推進するEoliatec del Pacifico, S.A.P.I. de C.V.(MITRE Mexico)の株式の半数をを取得したと発表した。同社の投資子会社MIT Renewables Mexico, S.A.P.I. de C.V.を通じて取得したもの。取得先はフランスの再生可能エネルギー発電事業大手EDF Energies Nouvelles S.A.(EDF EN)の子会社EDF EN Mexico S. de R.L. de C.V. (EDF EN Mexico)となっている。
 
 MITRE Mexicoが行う風力発電事業は、オアハカ州に総発電容量160MWの風力発電設備を建設・運営するもの。ガメサ社製の2MW型風車80基を設置し、2014年4月(予定)の運転開始を目指す。総事業費は50億ペソ(邦貨換算で約380億円)。発電する電力は、世界第1位の製鉄企業アルセロール・ミタルのメキシコ子会社「アルセロール・ミタル・ラサロ・カルデナス」、米ウォルマートの現地子会社「ウォルマート・メキシコ」に15年間売電する。同案件は既にプロジェクト・ファイナンスを組成済みで、同社とEDF EN Mexicoの2件目の協業案件となる。