2013/12/16 ニュース
家庭用蓄電池の採用満足度は87% 積水化学がアンケート
 積水化学工業住宅カンパニーはこのほど、住環境研究所(東京都千代田区)と共同で「家庭用蓄電池利用実態アンケート2013」を実施、内容をまとめた。今回のアンケートはセキスイハイム入居者で、太陽光発電設備、家庭用蓄電池などを採用した利用者が対象。今年8月にアンケートを実施し、115件の有効回答を得た。
 
 調査結果によると、蓄電池を導入しての満足度は「非常に満足」が44%、「まあ満足」が43%で、両回答を合計した満足度は87%となった。その理由は「月々の光熱費が削減できる」が86%と最も多く、次いで「非常時の電源が確保できる」が71%、「太陽光発電設備、HEMS、蓄電池の3点セットが採用できる」が50%となっている。回答を性別でみると、採用後の満足度は女性の方が「非常に満足」と回答した割合が大きかった。その理由では「月々の光熱費が削減できる」が女性の場合95%と、女性が家計管理をしていることなどが反映されている。また、蓄電量をほぼ使い切る日が多い層は家族の人数が多く、消費電力が多い傾向であることも調査で分かった。こういった層は、約8割が蓄電池の採用で満足しているが、「やや不満」「どちらともいえない」の回答も約2割見られた。このことから同社は、「ライフスタイルによっては、より大容量の蓄電池が有効と想定される」と分析している。