福岡県の県営藤波ダム(福岡県うきは市、総貯水量295万立法m、2009年度完成)で予定されている小水力発電事業で、事業主体がうきは市に決まった。3億4500万円を投じて最大出力153kW、年間発電量860MWhの小水力発電設備を建設する計画で、市では2016年度に発電を開始するため具体的な検討を始める。
計画では、2014年度は実施設計と諸手続きを並行して進め、2015年度に設備を着工。2016年度の第4四半期に発電開始にこぎつけたい考え。県は計画策定、設計などで指導・助言を市に行うほか、今回の案件が設備導入補助事業に採択されれば、上限額1億円の事業費支援も行う。県下の自治体が事業主体となって県営ダムで実施する小水力発電事業は、県内では瑞梅寺ダムに続き今回が2件目となる。