新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、再生可能エネルギーの動向や対応策などをまとめた再生可能エネルギー技術白書の改訂版を12月12日に公開した。同日からNEDOのホームページ(http://www.nedo.go.jp/)でダウンロードできるようになっている。またPDF版のほか、携帯端末やタブレット端末で閲覧できる電子書籍版を発刊し、興味・関心のある章別にダウンロードが可能になる。
白書は2010年に第1版を公表。今回は内容を最新情報に更新し、各課題に対する技術、政策、対応策などを盛り込んだ。改訂版の構成は、▽第1章 再生可能エネルギーの役割(総論)、▽第2章 太陽光発電、▽第3章 風力発電、▽第4章 バイオマス、▽第5章 太陽熱発電・太陽熱利用、▽第6章 海洋エネルギー、▽第7章 地熱発電、▽第8章 中小水力発電、▽第9章 系統サポート技術、▽第10章 スマートコミュニティとなっている。内容は、再生可能エネルギーの導入の意義と効果を解説しているほか、各分野の再生可能エネルギー技術の解説、FIT制度施行後の導入量推移などを報告している。また、技術的課題に焦点を当て、課題解決のために必要な低コスト化、系統変動対策の具体的な克服方策なども盛り込んだ。