2013/12/11 ニュース
東北の生協3団体、風力発電事業会社を設立
 みやぎ生活協同組合、いわて生活協同組合、生活協同組合コープあきたなど6者は12月12日、共同出資で風力発電事業会社「コープ東北グリーンエネルギー会社(仮称)」を設立することで合意する予定だ。新会社は、将来的には生協組合員だけでなく、風力発電設備を設置する地域への貢献なども視野に入れて活動する。
 
 参加を表明した生協3団体は、いずれも東日本大震災で被災した経験から、再生可能エネルギーの有効活用と原子力発電所からの撤退を標榜している。この姿勢と、秋田県で風力発電事業を営むウェンティ・ジャパン、風力発電事業の案件立ち上げなどを行う市民風力発電の事業参画で、今回の新会社設立となった。この両社は、それぞれのノウハウを生かし風力発電事業の運営にも携わる。新会社はウェンティ・ジャパンが主体となって取り組んでいる秋田風力発電コンソーシアム「秋田風作戦」を通じて、風車の部品やメンテナンス面の振興にも貢献する方針。新会社に出資する企業・団体は以下の通り。
 ▽みやぎ生活協同組合、▽いわて生活協同組合、▽生活協同組合コープあきた、▽市民風力発電、▽ウェンティ・ジャパン、▽北都銀行