関西電力は、兵庫県森林組合連合会、兵庫みどり公社、兵庫県、朝来市の4者と共同で運営するバイオマス発電計画の検討に着手した。発電設備は関電のグループ企業が運営し、約1.0haの敷地に出力約5000kW、年間売電量約3700万kWhの発電プラントを建設する計画。
燃料は、県内で排出される未利用材を県の森林組合などが収集し、兵庫県森林組合連合会、兵庫みどり公社が取りまとめて供給する。未利用材は乾燥させ、チップ化処理して燃料にする。このチップ化設備は発電プラントの隣接地に建設し、約2.5haの敷地に処理能力約5.4万t/年のものを建設する。両設備は朝来市内に建設し、平成27年度末の稼働開始を目指す。兵庫県と朝来市は事業への指導・助言・事業スキームの広報などで協力する。
