2013/11/29 ニュース
青森県の洋上風力事業、評価書の縦覧手続きを開始
 むつ小川原港洋上風力開発会社(青森県六ヶ所村)は11月26日、計画中の「(仮称)むつ小川原港洋上風力発電事業」で計画段階環境配慮書の縦覧手続きを開始した。配慮書は六ヶ所村役場企画調整課(同)と六ヶ所エンジニアリング(同)、北日本海事興業(八戸市)で縦覧できる。縦覧期間は12月25日まで。
 
 この計画は、六ヶ所村のむつ小川原港に県内初となる着床式洋上風力発電設備を建設するもの。総発電出力は約80MWで、出力2.5MWの風力発電機を32基建設するか、25MW機24基と5MW機4基を建設する2案を並行して検討している。総事業費は約300億円で、1期工事と2期工事にそれぞれ約150億円ずつ投じる計画。着工予定は平成28年で、平成30年内の運転開始を目指す。事業主体の同社はこの事業のために設立された特別目的会社で、北日本海事興業、開発電業、六ヶ所エンジニアリングの3社で構成されている。