2013/11/29 ニュース
佐賀県、中木庭ダムの小水力発電事業者に九電連合を選定
 佐賀県は、県営の中木庭ダム(佐賀県鹿島市、総貯水容量680万立法m、河川維持流量0.2立法m/秒)で、小水力発電事業を行う発電事業者に西技工業・九州電力・九電工連合体を選定した。今後は事業実施のため、県と事業者が協議を始める。
 
 中木庭ダムの小水力発電事業は、ダムの放流水を利用した小水力発電設備の設置・運営を外部委託するもので、県内での再生可能エネルギー普及に弾みをつけるために計画された。事業者の選定は、11月19日に開催した「中木庭ダム小水力発電事業者選定委員会」での審査結果から決定したもの。3社の提案は、電力事業で蓄積された技術とノウハウの活用、地域イベントへの参画やボランティア活動、環境教育活動などが盛り込まれ、これらの点が評価された。同連語の技術提案では、設備の最大出力は約195kW、年間発電量は約1250MWh。平成28年4月からの発送電開始を予定している。