篠原守・駐コスタリカ大使とエンリケ・バランテス・コスタリカ外務相は現地時間の11月19日、コスタリカの首都サンホセで限度額560億8600万円の円借款貸付で合意した。この円借款は、グアナカステ地熱開発プロジェクトの開発資金に充当される。

 

　このプロジェクトは、コスタリカ北西部のグアナカステ県に複数の地熱発電設備を建設するもの。地熱発電所開発で、再生可能エネルギーの電力供給を増強し、気候変動の影響緩和などを目指す。今回の円借款の供与に伴い、国際協力機構(JICA)もコスタリカ政府、コスタリカ電力公社とグアナカステ地熱開発セクターローンに関わる協力協定書に署名した。融資はJICAと米州開発銀行が設定した「中米・カリブ地域に対する再生可能エネルギー及び省エネルギー分野向け協調融資スキーム」の下で、協調融資として実行される。