川崎近海汽船(東京都千代田区)は11月11日、10月7日付で新会社「オフショア・ジャパン」(同)をオフショア・オペレーション(東京都台東区)と共同で設立したと発表した。洋上風力などの洋上再生可能エネルギー関連設備、海洋資源開発用設備などを専用船で曳航することが中核業務で、すでにジャパン・マリンユナイテッド(東京都港区)に牽引力150tのアンカー・ハンドリング・タグ・サプライ(AHTSV)を発注済みだとしている。
AHTSVとは従来、海洋石油掘削リグの掘削などを支援する作業船で、石油掘削リグの曳航やリグを係留するアンカー、チェーン類の移動と設置などに用いられるもの。新会社が導入を決定したAHTSVは、平成28年2月の竣工ベースで発注されている。