JFEエンジニアリングは、インドネシアの国営セメント会社、セメンインドネシアからトゥバン工場の廃熱回収発電設備を受注した。設備は同社が設計製作し、据え付けは現地企業が行う。発電規模は約28MWで、平成26年度末の完成と平成27年度の稼働開始を予定している。
受注した設備は、セメント製造時に発生する廃熱を利用して発電するもので、ボイラー蒸気タービン、発電機などで構成される。インドネシアでの廃熱回収発電設備は、同社のパダン工場に続いて2基目の実績となる。今回は同社の実績や、約400℃の高温ガスから200℃前後の低温ガスまで発電できることなどが評価され、受注に結び付いた。今回のプロジェクトは、二国間クレジット制度の適用を目指し、環境省から実現可能性調査を受託しているもの。