トヨタ自動車と愛知県三河地区の蒲郡市、豊橋市などの4自治体は、県内の地場産業など13企業・団体と40基の電気自動車(EV)用普通充電器を設置する。前年度から行っている、EVやプラグインハイブリッド車用充電器の実証試験のために増設するもの。この増設で、前年度に設置した32基と合わせ、72基の充電器を試験で使用する。
今回の実証試験は4自治体と連携し、域内の宿泊施設・観光施設に充電器を重点的に設置。集客効果やEVの認知度の変化などを検証する。これらの自治体の公共施設にポスターを掲示して実証実験の告知や充電器の利用促進を図る。また、充電器と認証カードの利便性を高めるため、トヨタメディアサービス製充電器「G-Station」専用の認証カード(プリウスPHV会員カード)を豊田自動織機製充電器「EVC1」にも対応させ、新規ユーザーの増減など利用実態を検証する。さらに、1回100円で利用できる充電器を一部の観光施設などに設置し、利用料を徴収して利用動向や料金の妥当性を検証するとしている。